「ワクワク」を仕事に。どん底から見つけたウェルネスコーチの道 

佐藤ゆかりさん

先輩インタビュー:0023 起業:ウェルネスコーチ

佐藤 由香利(さとう ゆかり)さん

NextStoryセカンドキャリア研修第2期受講生

■ 今は何をしてらっしゃいますか? 現在のお仕事を教えてください。 

 現在は企業の研究所に所属して働きながら、週末を中心に「ウェルネスコーチ」として活動しています。具体的には公民館などで体組成の測定会を行ったり、健康教室を開いたりしています 。それぞれの方が望む健康状態になるための生活習慣を提案し、夢が叶うまでずっと寄り添って見届ける仕事です。

■ 前職ではどんなお仕事をされていましたか?

 理系出身で、就職を機に神奈川県の企業の研究所に入り、品質管理や分析業務をしていました。その後、営業部への異動や福島県の工場への単身赴任を経て、品質保証、製造、情報システム部門など、本当に様々な業務を経験しました。「前は何をやっていたんですか」と聞かれるのが一番困るくらい、何でもやってきましたね。60歳になるのを機に、自ら希望を出して古巣の研究所へ戻りました 。

■ セカンドキャリアのための準備を何かされましたか? 

 いきなり飛び込むのではなく、まずは健康管理士や食育アドバイザーなどの資格を取って真面目に勉強しました。必要な知識を得た上で、「ウェルネスコーチになりたいんです」と、以前イベントでお会いしたコーチのところへ自ら直談判に行き、一緒に活動を始めました。自分で一から立ち上げるより、すでに活動している方々と一緒にやる方が良いと考えたからです。

■ セカンドキャリアを考え始めたきっかけは? なぜ、今の道を選んだのでしょうか? 

 50歳頃、単身赴任をしていた時に「残りの10年どうしようかな」と考え始めたのが最初です。当時、無理がたたって体重が増え、血栓症で入院・手術をしてしまいました 。昇進の道もなくなりどん底だった時に、Next Storyの研修に参加しました。そこで受講生と話す中で、自分が家庭科や健康番組が大好きな「健康オタク」であることに気づいたんです。本当は栄養大学に行きたかったことなども思い出し、以前チラシをもらって知っていたウェルネスコーチの道が、自分のやりたいことだと腑に落ちました 。

■ これまでに試行錯誤や苦労した時はありましたか? 今、抱えている問題などあれば教えてください。

 私自身の健康管理と働き方ですね。会社員時代は気合で頑張りすぎた結果、体が悲鳴を上げて休職した時期もありました。本気でダイエットを決意した際も、極端に急激に痩せて周囲から病気かと心配させてしまったことがあり、正しい知識と伴走してくれるプロの指導の大切さを痛感しました。 また現在の課題として、自分が一人で教えられる食事や栄養の知識だけでは限界があると感じています。ヨガのインストラクターやアロマなど、他の専門分野を持つ方々と連携して、トータルで健康(ウェルネス)を向上できる体制を作っていくことが今後の課題です。

 とても満足しています。オーケストラでのビオラ演奏や、夫と楽しむスキー(SAJ1級を持っています)など、やりたい趣味も全力で楽しんでいます。ウェルネスコーチの仕事も、ただおしゃべりするだけで元気になって帰ってくれる方がいたりして、人を健康にして笑顔にできることが本当に嬉しいです。

赤いドレスの佐藤さん

■ 後輩にアドバイスするとしたら? 

 お金のためとはいえ、何かを我慢して体を壊すような働き方は良くない、とお伝えしたいです。家族や仕事を優先して自分のことを後回しにするのではなく、まずは自分が健康でいることが大切です。また、これからのキャリアに迷ったら、自分が「ワクワクすること」や「昔から好きだったこと」を振り返ってみてください。私のように、そこに未来に繋がるヒントが隠されているはずです。

■ 今後の展望についてお聞かせください。

 それぞれの家庭の中に、正しい知識を持った「ウェルネスコーチ」を作っていくことです。家族の胃袋を預かる人が元気になることで、家族全体が健康になる循環を作りたいです。私自身としては、仕事の合間に続けている今の活動の土台を固め、ゆくゆくは定年退職を機に会社員のウエイトを減らし、ウェルネスコーチとしての活動を本格的に広げていきたいと思っています 。

■ 最後に、働くということは貴女にとってどういう意味を持っていますか?
なぜ、働いているのでしょうか?

 もちろん、オーケストラの演奏旅行など、自分のやりたいことを楽しむためにはお金が必要です。しかし、ただお金が欲しいから嫌なことを我慢して働くのではなく、「自分も元気、相手も元気」になれるような、お互いがWin-Winになる形で収入を得ることが私にとっての働く意味です 。お互いに健康になって、「一緒に海外旅行に行こうね」と言えるような仲間を増やしていくために働いています。

■ 編集後記

いつも驚くほど活動的な佐藤さん。ウェルネスコーチにオーケストラにスキーにと、そのエネルギーはどこから来るんだろうと思うほど。病気で辛い思いをしたからこそ、健康な今、その喜びを享受しているんだろうと思います。そしてそれを自分だけでなく、周囲の人にも広げるための、彼女のセカンドキャリアを応援したいと思います。

佐藤さんのインスタグラムはこちら @yukari_camellia2023
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(2026年1月15日オンラインにて)

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