人とのつながりが生んだ私のセカンドキャリアへの挑戦

高橋さん

先輩インタビュー:0021 転職:専門学校講師を経てWeb開発ベンチャー企業へ

高橋 典子(たかはし のりこ)さん

NextStoryセカンドキャリア研修第1期受講生

■ 今は何をしてらっしゃいますか? 現在のお仕事を教えてください。 

 今は、ウェブ開発のベンチャー企業で働いています。社員が20人に満たない小さな会社です。主に新卒採用や中途採用、そして社内制度やルール作り、社内ツールの作成などを担当しています。毎年4月から6月ぐらいは東京に行って、新人研修の講師も務めています。
 仕事以外では、知人の紹介で大学の講師としてPowerPointやExcelの資格対策講座を教えています。日本FP協会の宮城支部の運営委員として、セミナーの運営や動画編集、ITが強いということでAIなどの勉強会を開いたりもしています。

■ 前職ではどんなお仕事をされていましたか?

 前の職場はコンピュータメーカーの子会社でSEの仕事をしていて、当初は流通業のシステム開発をしていました。例えば、スーパーや百貨店のPOSレジや商品管理のシステムです。後半は人材育成担当として、社内の育成制度の作成や社内研修の企画をしていました。トヨタの改善塾の運営もやっていました。
 退職後は、専門学校でIT系学科の講師で、留学生向けの表計算の授業や奨学金窓口なども担当しました。

■ 前職を辞めたのはいつですか?

 2018年10月に会社で早期退職を募集するという話があり、12月に応募し、2019年3月末で退職しました。

 実は、セカンドキャリアの準備は全く行っていませんでした。突然、会社で早期退職の話が出て、それに乗る形で辞めてしまったんです。退職した時期に、知人が以前、NextStory代表の西村さんと同じ会社で、「こんな研修があるよ」と教えてもらい、5月から6月にNextStoryのセカンドキャリア研修を受講しました。

■ セカンドキャリアを考え始めたきっかけは? なぜ、今の道を選んだのでしょうか? 

 最初の退職のきっかけは、会社からの早期退職の募集でした。もともと仙台に自宅があって、定年前には仙台に戻りたいという思いがありました。
 今の会社は、実は人とのつながりがきっかけでした。2回目の転職活動で10社以上応募して全部ダメで、どうしようかなと思っていた時、朗読のオンライン講座の近況報告で「今、職探しでプラプラしてる」と話したんです。そしたら、朗読講座のその場に参加していた昔の同僚が別の同僚との飲み会でその話を出したら、その場で「うちの会社に来ない?」って電話をかけてくれたことがきっかけで、今の会社に勤めることになりました。やっぱり、最後は人脈だなって実感しましたね。

■ 不安や迷いはありませんでしたか?

 退職するまで、再就職や収入について特に不安はなかったです。早期退職で辞めたこともあり、退職する仲間が多くいたことで安心感がありましたし、早期退職で加算金もあり、会社都合の退職で失業保険が330日あったこと、そしてIT系やキャリアコンサルタントなど資格を持っていたので、「就職は大丈夫だろう」と楽観視していた部分もあります。仙台に自宅があって住居の心配もなかったのも大きいです。

苦労したのは、やはり年齢の壁でした。就職活動を始めると、書類選考で不採用になることが多く、「年齢のハードルが高いな」と感じました。特に2回目の転職では10社以上も応募して、全然決まらないのはやっぱりすごいショックでした。
 実は専門学校を退職し非常勤講師になったときに、個人事業主として起業もしたのですが、その時は、新型コロナウイルスの影響で当てにしていた仕事が全部消滅してしまいました。事業計画書を書いたりセミナーを受けたりしてみたのですが、自分で「これは絶対やりたい」っていう強い思いがなくて、やっぱりちょっと難しいかなって思ったんです。その時、知人の税理士さんの仕事に応募したら、「何やりたいんですか?」と聞かれて、「自分のやりたい仕事じゃないな」って気づかされたりもしました。

■ 今の生活に満足されていますか?

 今の生活は、人とのつながりを感じられて、とても充実しています。色々な外部の活動に参加しているのもは、外部とつながっていたいという思いがあるからです。
 リタイア後の趣味探しも頑張っています。竪琴とか、プリザードフラワーとか、テニスとか、色々なものに触手を伸ばして、何か熱中できるものがないかなって探しているところです。

ブリザードフラワー
ブリザードフラワー
竪琴のコンサート

■ 後輩にアドバイスするとしたら? 

 セカンドキャリアで「これやりたい!」っていう強いがあれば、もちろん挑戦して良いと思います。ただ、特になければ、あえて環境を変えて違う世界に飛び込む必要はないかな、とも思います。今の職場に留まるのも選択肢の一つです。
 あと、やっぱり現役のうちに人脈を広げることが大切です。私自身、今の会社も大学の講師の仕事も、全部昔の同僚や一緒に活動した仲間から声をかけてもらったものです。色々な社外の活動に出て、種をまいておくと、後々目が出てきたりするので、良いと思います。

■ 今後の展望についてお聞かせください。

 再来年の3月で65歳になり、今の会社も終わりになります。もうフルタイムはやめて週に3日ぐらい仕事ができればいいかなと思っています。新人研修の講師は辞めてからもできるので、それは季節労働者として収入を稼ごうかなというのもあったりします 。

 あとは、熱中できる趣味探しと、最近、運営委員をやっているFPセミナーで終活のテーマが多いので、家族に迷惑をかけないために断捨離やエンディングノートを準備しようと思っています。

■ 最後に、働くということは貴女にとってどういう意味を持っていますか?
なぜ、働いているのでしょうか?

 働くということは、私にとって一番は「やりがい」ですね。仕事をしているうちに「何かちょっと覚えた」っていうところで成長実感があったりしますし、やっぱり人とのつながりを持っていたいです。
 あとは、「いてくれてよかった」というか、IT系のスキルを使って評価してもらえることで、自分がいる価値というか、承認欲求を満たしてもらえる。もちろん収入もありますけど 、どっちかというと、やりがいとか、承認してもらえるっていうところが、私にとっての働く意義かなと思っています。

■ 編集後記

 特にセカンドキャリアの準備は行わなかったという高橋さん、人脈について語ってくれましたが、
やはりこれは高橋さんの仕事ぶりを見ていた人が、声をかけているのだろうと思いました。

(2025年11月12日オンラインにて)

関連記事一覧

PAGE TOP