米国キャリア女性インタビュー

米国キャリア女性インタビュー

今、米国ワシントンDCに来ています。今回の旅の目的のひとつはインタビュー。
これまで日本の働く女性達の定年後の意識調査をしてきましたが、今年から少し視点を変えて 海外の女性たちはどうなのだろうかと調べてみることにしました。

50歳以上の高齢者からなる全米最大の高齢者団体の本部がワシントンにあるというのでインタビューを申し込みましたが、こちらは調整が間に合わず今回は断念。
代わりに定年後にまったく違う道に歩み始めたキャリア女性へのインタビューができました。

シンクタンクから外交官になり、その後エクソンモービルの副社長にまでなったキラキラの経歴の持ち主ですが、退職後は一転アートの世界に飛び込んだとのこと。彼女のアートギャラリーでのインタビューでした。

エクソンモービル時代のファーストクラスとリムジン送迎 ― 車ごとエレベーターでオフィスフロアまで上がるという映画のような生活から、アートの道に進むにあたって、自分がいかに幸せになれるのかを2年間かけて考え Excelシートで整理して選んだ道だと、ケラケラと笑っていました。

多額の報酬であちこちから誘いがあったことだろうと思いますが、自分にとっての幸せとは何かを徹底的に分析したというのは、さすが一流のキャリアを歩んできた人だと感心させられました。

残念ながら私も含め多くの女性達はとてもそんなふうにはできず、これで良かったのかと迷いながら前へ進んでいくのが普通なのだと思います。

でも、彼女の今後の展望をお聞きしたら、「幸せになること。それが私のめざすゴールよ」とおっしゃった。これは紆余曲折しながらも「幸せ」のゴールを目指すすべての人に共通することだと思いました。

とてもチャーミングな方で、インタビューの結果は帰国後に整理してご紹介する予定です。