自分の知らない自分「ジョハリの窓」って知ってますか?
自分のことは、自分が一番よく知っている・・・
かもしれませんが、セカンドキャリアを考えたとき、将来何をしていいのか、自分が何をしたいのか、何ができるのかわからないという声を耳にすることがよくあります。自分のことは意外とわからないものです。
自己分析の手法として、「ジョハリの窓」(図1)というものがありますが、聞いた事ありませんか?
ご存知の方は、そんなに多くはないかもしれませんね。
これは、自分と他人との認識に違いがあることを気づかせてくれるものです。
コミュニケーションのための自己分析モデルとしてよく使われますが、ここではこの4つの視点で自分を分析してみる。というふうに捉えます。
「開放の窓」から見える、誰もが知っている自分は、自他ともに認める私の特徴。「秘密の窓」から見えるのは、実はみんなに隠していた“秘密の私”。 大人しくみられているけど、実は・・・、とか、みんなには内緒にしている私の特技や、密かに資格をとっているなんてこともありますね。でも、それだけではなく、「盲点の窓」にも目を向けてみましょう。
例えば、自分ではたいしたことないと思っていたことも、よく考えてみると人から褒められたことがあり、案外、他の人よりもうまくできる自分の長所のひとつなのかもしれません。親しい友人や家族など、周囲の人に、自分の長所について聞いてみると自分では気づいていない自分について、教えてもらうことができます。
「未知の窓」も、新しい発見です。ちょっと興味があることを、少しだけやってみたら自分でも驚くほど、その道が向いていたってこともあるかもしれません。
ほとんどの人は、「開放の窓」と「秘密の窓」からしか、自分をみていないのではないでしょうか?
自分を客観的に見つめるために、「盲点の窓」を活用し、できれば「未知の窓」の存在も意識していくと可能性が広がります。
長年、組織の中で働いていると、苦手なことや嫌いなことにも組織や上司の命令で取り組まざるを得ないことも多かったのではないでしょうか? そうやって、いつの間にか苦手なことを克服してきた方もいらっしゃると思います。それはそれで素晴らしい!称賛に価します!
でも、セカンドキャリアは、これまでとは違い、自分のやりたいことにチャレンジすべきです。人は皆、自分の好きなことや得意なこと、自分が一番楽しいと思えることをしているときに、持てる能力を発揮でき、そんなときが、一番輝いています。
好きなこと → 夢中になる → 得意になる → 能力発揮 → 輝く
セカンドキャリアとして、何かやりたいんだけど、何をしたらいいのかわからない。何ができるのかわからない。そんなとき、自分はどんな時が一番活き活きしていたのか、を考えてみる、家族や親しい友人に聞いてみる。
きっとヒントが見つかるはずです。