突撃レポート「プロティアンシフト出版記念セミナー」

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当社代表西村が先月登壇した、西村の共著「プロティアンシフト」の出版記念セミナーについてご紹介します。

今回のセミナー参加者は170名越え!
オンラインでの開催でしたが、参加者の熱気が伝わってくるような熱くて楽しい雰囲気の中、西村の研究成果と想いが詰まった「プロティアンシフト」の誕生秘話や未来に向けての期待など、たっぷりとお伝えすることができました。

第一部では、西村による「プロティアンシフト」の概要説明、第二部では、登壇者によるトークセッションで大いに盛り上がりました。

<イベント>
・テーマ:「女性管理職の未来」
・実施日:2023年5月18日(木)12:00ー13:00
・登壇者:法政大学 キャリアデザイン学部 田中研之輔教授(以下、タナケン)
     株式会社Next Story 代表取締役 西村美奈子氏
          (プロティアン・キャリア協会認定ファシリテーター)
      モデレーター プロティアン・キャリア協会女性ラボリーダー 市場有子氏
・主 催:一般社団法人プロティアン・キャリア協会

◆第一部 【プロティアンシフト】に込めた想い

「プロティアン」というのは、「変化に応じて、自分の意思で自由に姿を変え、形成する、神プロテウス(変幻自在)からきている。この「プロティアン」と「ライフシフト 人生100年時代(リンダ・グラットン著)」の2つから、プロティアンキャリアで変化に対応しながら次のステージにライフシフトしていった女性たちの姿」をこの「プロティアンシフト」というタイトルに込めている。

【概要】
会社でのハードワーク・母親として子育てとの両立・地域の住人・一人の自分…いくつもの役割が相互にぶつかり合い揺らぎ合いながら、役割の優先度を変えてアイデンティティを形成し、しなやかに生きている女性たち。
1986年に施行された雇用機会均等から今年で37年経ち、組織の成果を追求してきた女性管理職として、定年後に向けたキャリア構築と向き合う時、これからは自分がやりたいことを優先して、セカンドキャリアへシフトしようと目指す一方で、定年後のイメージがつかめないと悩んでいる側面もある。
今回、13名の女性管理職へのインタビューの分析・検証から、仕事を自分の人生に欠くことのできないものに昇華させていくプロセスや、自分のやりたいことを優先することで得た「満足感」を心理的成功に繋げていった実態を纏めている。

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◆第二部 【トークセッション】

タナケン:「本を書く」というのは、新しい物語を作るということ。私のキャリアでは書けかなったことが、西村さんと出会ったことで、西村さんのキャリアのこれまでの実績と自分のプロティアンの知見がシナジーを産んだ。この物語は、定年をむかえていく女子管理職の足跡であり、我々のこれからの人生100年時代の物語です。
「管理職は嫌」「長く働きたくない」という人がいるが、「ロールモデルが居ない」ことに起因していることもある。「管理職って楽しいよね」という事を次の世代に伝えたい!
この本は、定年を迎える人達の物語であると共に、色々なキャリアを経験しセカンドキャリアを豊かに過ごしている女性の物語でもあるので、女性でキャリアを行く人達、30代20代10代にも届けていきたい!

市場:事前アンケートで「女性管理職のキャリア構築は何が最大のネックになっているのか?」とありましたが・・・

西村:「後に続く人の為に頑張ってきた」はずなのに、「ああはなりたくない」と受け取られたり「あんな大変なのは嫌」と思われたりすることがあります。でも、「管理職になりたいと思わなかったけど、やっているうちに面白くなった」ということも多い。やはり職場の上司の存在は大きく、『励ます』『小さな成功体験を積み重ね』ながら貴方ならできる!と応援するという組織風土は大きいですね。

市場:制度をととのえるだけじゃなくて、その中で女性が活躍できる制度にするために組織改革や仕掛けが必要ということですね。

西村:制度だけだと形骸化します。文化を作ることが大事。仲間づくりも大事。制度を作る方々と経営層にも伝えたいことは、若い女性たちに車座等を実施してもなかなか本音はでてこないので、自社の女性の声を聞くだけじゃなくて、他社の女性たちの話や声も聴いて頂きたいと思います。

タナケン:男女差などオカシイことに対して、メディアである本はものなって欲しいなぁ。
この【プロティアンシフト】は、女性管理職のパイオニア的な研究ですね。女性管理職が定年を迎えるという本は、日本でもこの本しかない。西村さんはその筆頭です。
日本をより良くしていく動きを作っていって欲しいです。

参加者の声 Twitterへ挙げられた感想
・該当する方に本を紹介しようと思っていたけれど、話を聞くうちに「自分が読まないといけない本」になってセミナー中に注文しました。
・この本がきっかけとなって、働く女性にブレーキをかける諸々な事柄、日本の制度等を変えていくムーブメントが起こる気がする。

突撃レポートはここまでとなりますが、「参加者の声」にもあるように、セミナーの中での生の言葉に沢山の方が刺激を受けたように感じました。

まだお読みになっていない方は、是非、手に取ってみてくださいね。
迷っていることや不安になっていることが少しクリアになるかもしれません。
そして、読むともれなく!元気をもらえます!

[著 書] プロティアンシフト: 定年を迎える女性管理職のセカンドキャリア選択
[著 者] 西村 美奈子/田中 研之輔
[発売日] 2023年5月12日(水)
[購入先] https://amzn.asia/d/bAQnMag

(マチュアの会 6期 有馬)