令和の幕開けに

 新しい令和という時代がやってきました。日本中がお祝いムードで、いろいろ課題を抱えてはいるものの、今は素直に国を挙げてのこの祝事を喜びたいと思います。テレビで見る新皇后の雅子さまも晴れやかな笑顔でこの日を迎えられ、何よりだとお祝い申し上げます。

 前皇后の美智子さまは初めての民間出身の皇太子妃として皇室に新しい風を吹き込んでくださいましたが、日清製粉の御令嬢として大事に育てられた「お嬢様」でした。一方、雅子さまは初めてのキャリアを持つ女性、それも、バリバリのキャリアです。当時、雅子さまを直接知るある女性の外交官の方が「もったいない」と言っていたのを思い出しますが、多くの働く女性が、あれほどのキャリアを捨てて皇室に入ることを「もったいない」と思ったのではないでしょうか。(「僕が一生、全力で守ります」の当時の皇太子さまのお言葉に、あんなことを言われたら仕方ないよね。と思ったものでしたが・・・)それはさておき、それでも雅子さまによって皇室もより一層変わるのではないかと思いましたが、なかなか壁は厚く、ご病気になってしまわれました。

 雅子さまと同じように語るのは不敬かもしれませんが、多くの女性が期待を胸に会社に入り、「女だから」と仕事上での成果ではなく「職場の花」としての存在のみを期待され、忸怩たる思いになっていた時代がありました。今ではそんな会社は国際競争の中で生き残ってはいけないと思いますが、世の中にはまだそんな古い体質の会社も一部存在すると耳にします。

 そのご成婚から26年、今朝の雅子さまの笑顔に、これから皇后さまとして少しづつ皇室を変えていかれるのではと感じました。新皇后としての雅子さまの手腕に期待したいところです。

 新天皇も59歳、世間ではそろそろ定年を迎えていく年齢でやっと「本番」が始まりますが、今の60代は昔と違ってまだまだ元気です。

私は働く女性たちのセカンドキャリアを支援しようと昨年会社を立ち上げましたが、「令和」という時代が、若い人はもちろんのこと新しく次のステージに進んでいく人々にも勇気を与えて、チャレンジしていく時代になればいいなと思います。

「令和」の時代は少なくとも20年くらいは続くのではないかと思うと、せめて「令和」の間は、私も頑張っていきたいと思っています。


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